【極意】偉人によるトレードの名言15選|ジャンル別に紹介
この記事では、トレードの名言を15個ジャンル別に紹介していきます。
トレードの世界には必ず勝てる方法、いわゆる聖杯は存在しません。
しかし、トレードで成功した者の名言からは、トレードで生き残るための秘訣を学び取ることができます。
この記事では、トレードに関する名言をジャンル別に15個紹介していきます。
- トレード全般に関する名言5選
- メンタルに関する名言5選
- 資金管理・リスク管理に関する名言5選
ここで紹介する名言を心に留めておき、ぜひ今後のトレードの参考にしてみてください。
トレード全般に関する名言5選
最も重要なことは、利が乗ったポジションはできるかぎり長く持ち続け、うまくいかないポジションは素早く切るという方法を持つことだ。
ゲーリー・ビールフェルド
トレードの基本は「損小利大」です。
自らのトレード手法が設定している「損切り幅」や「利益目標」が短すぎではないか、もう一度確認してみましょう。
また、利益が少なくなってしまうことを恐れて、早すぎるタイミングで「チキン利食い」していませんか?
トレードでは、利が乗ったポジションをなるべく流れに任せて保有しておくことで、より大きな利益を期待できます。
≫トレードで重視するべきなのはリスクリワードと勝率のどっち?
富を作り出すのは、システムではなくマネーマネジメントです
ラリー・ウィリアムズ
多くのトレーダーは、トレード手法の研究ばかりに集中していしまい、結果的に「聖杯探し」の果てなき旅を始めてしまいます。
トレードで最も重視するべきなのは、トレード手法ではなく「資金管理」であると述べています。
資金管理の重要性は、後述する多くの名言が同意しており、勝てるトレード手法を血眼になって探しているトレーダーにはぜひ心に刻んでほしい名言です。
当たったかどうかは問題ではない。当たったときにどれくらい儲け、外れた時にどれくらい損するのか、それが重要なのだ
ジョージ・ソロス
未熟なトレーダーほど、トレードの勝ち負けに固執してしまいます。
しかし、トレードに勝った負けたは全く重要でなく、勝った時にどれだけの利益が期待できるのか、負けた時にどれだけのリスクを負うのかが重要なのです。
≫トレードで重視するべきなのはリスクリワードと勝率のどっち?
私が相場で儲けることができるようになったのは、自分のエゴを捨てたからだ。
マーティン・シュワル
トレードに自分の感情を持ち込んで良いことは一つもありません。
「このトレードで絶対に勝ちたい!」とどれだけ思っていても、相場の値動きが自分の有利な方向に動くことはありません。
それどころか冷静さを失って、破滅的なトレードを行ってしまうことになりかねません。
恐れや優柔不断から躊躇してはならない。明確なトレーディングシグナルや機会が出現しているのに二の足を踏むというのは、自信のなさの表れであり、自信がないということは、自分が選択したシステムや手法、デイトレーダーとしてのスキルに満足していないということである。
ジェイク・バーンスタイン
トレード手法を用意しているのにも関わらず、素直にトレードシグナルに従うことができない人は、まだ自分のトレードに対する自信が育っていないと言えます。
その原因として、
- トレード手法の有効性に関する下調べが足りていない
- トレードあたりのリスク額が大きすぎる
- トレード手法と自分の相性が悪い
が挙げられます。
メンタルに関する名言5選
勝つために決定的に必要なのは数学的なスキルではない。システムにどこまで執着して行動できるかの規律である。
ブレア・ハル
多くの人は、トレードの成功者は特別な数学的スキルがあると勘違いします。
しかし、トレードで成功するために最も必要なスキルは、自分のトレード手法を遵守し続けることです。
≫トレードで成功する秘訣はトレードルールを守ること|それでも守れない原因は?
鍵となるのは一貫性と規律だ。我々が人に教えているルールのうちの8割くらいはほとんど誰でもリストアップすることができる。彼らにできないのは、物事が暗転した場合でもそれらのルールにしっかりと従い続けられるような自信を持つことだ
リチャード・デニス
では、トレード手法を一貫的に使い続けることはそこまで難しいことなのでしょうか。
結論、ほとんどのトレーダーが実践できないほどに、難しいことです。
もし現在使っている手法で10連敗した場合、その次のトレードも同じトレード手法を使い続けることができるでしょうか。
おそらく、多くのトレーダーが「このトレード手法は危険だからやめるべきだ」と、そこで規律を破ってしまうでしょう。
最悪な状況になってもトレード手法を使い続けるためには、「自信」というメンタル的な要素が不可欠なのです。
本当にリスクを受け入れた状態とは、精神的不快感や恐れなしに、自分のトレードの結果を受け入れることである。
マーク・ダグラス
では、トレードに対する「自信」があるというのは、どのような状態のことを言うのでしょうか。
それは、トレードで生じ得るすべてのリスクを受け入れることができる状態のことを言います。
トレードで10連敗したとしても、「当然起こり得ることである」と理解し、冷静に次のトレードの準備を行うことができれば、トレーダーとして必要不可欠なメンタル管理ができていると言えます。
負けが続く期間に取引をしようとするのは、感情面で壊滅的だ。「追いつこう」と投資するのは致命傷になりうる
エド・シコータ
連敗が続く時期には、負け分を取り返そうとするリベンジトレードを行ってしまうトレーダーが多いです。
しかし、リベンジトレードはさらなる口座状況の悪化を招くだけであり、場合によっては相場の世界から退場せざるを得なくなってしまいます。
市場を予想しようとしたら、それはギャンブルと同じことになる。忍耐強く市場がシグナルを出した時だけ反応するのなら、それは投資になる
ジェシー・リバモア
トレーダーは「予想派トレーダー」と「リアクティブ派トレーダー」の2種類に分けることができます。
予想派トレーダーは値動きを完璧に予想しようとし、多くの場合トレーダーの主観に基づいてトレードが行われます。
一方でリアクティブ派トレーダーは、一定の値動きやシグナルに反応する形でトレードを行っており、客観的な指標に基づいています。
前述のように、トレードに感情は一切持ち込んではいけません。
トレードで成功するためには、客観的な指標に基づいた、リアクティブ派のトレーダーになる必要があるのです。
資金管理・リスク管理に関する名言5選
経験を積んだトレーダーはリスクをコントロールする。経験の浅いトレーダーは利益を追いかける
アラン・ファーレイ
多くのトレーダーは、「トレードでどれだけ儲けることができるか」ばかりを考えてしまいます。
しかし、成功したトレーダーが一番に意識することは、どれだけリスクを抑えた資金管理を行うことができるかです。
トレードで発生する利益幅をコントロールすることはできないませんが、トレードが失敗した際の損失額ならコントロールすることができます。
1日の終わりに考えることで一番重要なのは、じぶんがどれくらいリスクコントロールをうまくやったかだ
ポール・テューダー・ジョーンズ
トレードでは反省を行うことが重要ですが、その際はリスクコントロールがうまくできたかどうかに焦点を当てるようにしましょう。
たとえトレードで負けてしまっても、うまく損失を抑えられていれば、むしろトレードが成功したと言えるでしょう。
最高峰のトレーダーは、流れのなかにいないときその事実を察知し、建玉の縮小やトレードを控える対応ができるのだ。
マーク・ダグラス
トレード手法が相場にマッチしない時期は必ず存在します。
その時期にはトレードにはことごとく負け、口座資金は一時的に大きく落ち込みます。
一般的なトレーダーは、トレード手法が相場とマッチしていない時期でも、特に戦略を変えることなくトレードを行います。
一方で、最高峰のトレーダーは、トレード手法と相場がマッチしていない時期には、エントリーするポジションサイズを小さくしたり、そもそもトレードを見送ったりすることで、リスク管理を行います。
私は口座資金を吹き飛ばした数多の連中と話をした。小さな損失を何度も繰り返してそれで口座残高がゼロになったなんて話をした者は一人としていなかったと思う。資産を吹き飛ばしたというストーリーには間違いなく不適切に大きなサイズの取引が絡むかあるいは価格の劇的な変化か、時にはこの二つが複合して絡んでいる。
D.R.バートンJr
トレーダーとして最も避けたいことは、口座資金がゼロになってしまうことです。
適切な資金管理により、損失を小さく保っている限り、口座資金がゼロになってしまうことは限りなく少ないでしょう。
しかし利益に目がくらんで、大きすぎるポジションでトレードを行ってしまうと、トレーダーとしての寿命を縮めることになります。
カネ儲けに執着するな。自分が手にしたものを守ることに執着せよ。
ポール・テューダー・ジョーンズ
トレードでは、利は伸ばしたままにしておくことが基本ですが、部分決済やトレーリングストップを使って、獲得した利幅を守ることも大切です。
相場のトレンドは長くは続かないので、手仕舞いのタイミングを逃してしまうと、取れるはずだった利益を逃してしまいます。
まとめ
ここまでトレードにおける名言をジャンル別に紹介してきました。
トレードの世界には、様々な成功者による名言が存在しているので、トレードで迷った時の道しるべとしてご活用ください。